こんにちは。
もうすぐ10月ですね。おそらくほとんどのバレエ学校やバレエ団が新シーズンを開始したことと思います。
今日はなつかしの私の母校、マンハイム国立バレエアカデミーについて紹介しようと思います。画像は私が17歳の頃多分学校について1週間経つか立たないかぐらいの頃です。
私が卒業したのがもう4年前で、ディレクターも変わっているので少し違うところもあるかと思うので詳しいことは学校に直接お問い合わせをしてください。今回は、わかる範囲で書いていこうと思います。
入学試験について
入学試験は毎年9月に行われていますが、年間を通してプライベートオーディションを行なっているので、招待さえもらえればいつでもオーディションができると思います。
試験内容は1時間半バレエクラスと(ポアントもあり)15分ぐらいのモダンと15分くらいのキャラクターだったような気がします。
試験中にどんどん落とされていく形式のオーディションで、最後まで残ったら無事入学になります。試験後に1から5年生までのクラス分けがあります。
合格者は英語かドイツ語で作文を書かされましたが、これは学校で習う英語ができていれば大丈夫。
私は現地オーディションの前にエデュケーショナルバレエコンペティションで入学許可をもらいましたが、最近ではエデュケーショナルバレエコンペティションはマンハイムバレエ学校の短期入学許可を出していて、それに選ばれると約1週間ほどマンハイムバレエ学校で実際にクラスを受けることができます。そこで年間入学許可をもらえる子もいるみたいです。
授業内容
授業内容については私がいた頃とそこまで変わっていないと思います。
まず2、3年生は朝9寺から1、4、5年生は朝11寺半から2時間ほどバレエのクラスがあります。バレエのクラスはワガノワメゾット で、特に2、4年生の先生はロシア人でワガノワ出身なので、かなり厳しいです笑
でもとっても素敵な先生で彼女のおかげで今の私があると言っても過言ではないほど。
モダンのクラスが約週3回、
インプロが週1回
2、3年生はキャラクターが週1回、3、4年生はスパニッシュが週1回
そのほかにも座学として、最初の1年はドイツ語、(私の時はA1しか習いませんでしたが、最近はB1までやるそうです。)栄養学や解剖学、バレエ用語、音楽理論、バレエメイクなどを習いました。
授業があるのは週5日です。
4、5年生は学校公演もあります。
学費について
マンハイム国立バレエアカデミーは国立の大学なので、私がいた頃は授業料が無料で、年間に2回だけ129ユーロをセメスター費用として払っていましたが、
最近は州がルールを変えたらしく全ての留学生は約1500ユーロほどの授業料を払わなくてはいけないらしいです。(日本円でおよそ180000円)
それでもドイツは比較的安く留学できると思います。
家賃は大体200−500ユーロぐらいです。
学生街なので学生用のアパートがたくさんあり、電気の契約なども全て大家さんがやってくれるところも多いので、安心です。
学校自体に寮はないので、1人暮らし、全て自分のことは自分でやらなくてはいけない、
他のバレエ学校に比べたら自由はあるけど自己管理、自己責任が求められる。と言った感じです。
レベルについて
レベルはドイツの国立バレエ学校の中では真ん中ぐらいじゃないかなと思います。
ジョンクランコスクールやベルリン国立バレエ学校、ハンブルグバレエ学校などドイツにはいくつかのかなりハイレベルなバレエ学校があります。
ですが、マンハイムもたくさんのプロを輩出しています。
何年かに1度はローザンヌ国際バレエコンクールに生徒を送っていますし、
有名バレエ団で働いている先輩もたくさんいます。
ただ、先ほども述べたようにマンハイムは自由な分本当に自分で頑張らなくてはいけないバレエ学校です。
オーディションの助けもあまりしてくれないので、自分で情報集めができて、自分で行動できて、自己管理がしっかりできる人にはとってもお勧めのバレエ学校です。
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初めまして。
ブログの方拝見させて頂きました。
中2バレエ女子の母です。
いろいろ参考になるお話しありがたいです。
まだまだ心配な世の中ですが、お体に気をつけてお過ごしください。
これからも投稿楽しみにしております。
インスタ等もされているようでしたら是非拝見したいです。
コメントありがとうございます。
お役に立てて光栄です!これからも娘さんのようなバレエ少女達の役に立つような情報を提供して行けたらなと思います。これからもよろしくお願いします。Instagramはブログの1番下、もしくは右側のサイドバーに埋め込まれているのでもし良ければぜひ覗きに来てください!